美術家 りんご
1984年8月6日、横浜に生まれる。
新生児期から母からの虐待。
生後2ヶ月から、保育園育ち。
共働きの両親に代わり、3才頃まで祖父母に育てられる。
母が離婚、再婚すると小さなアパートに移り住み、
両親からのネグレクト・身体的・心理的・性的虐待が始まる。
小学生の頃は、一人で近所を迷子になるのが趣味。
歩き回っては、妄想の世界に没頭。
お洒落な祖母に憧れ、チラシのジュエリーを切り抜いて指につけてワクワクしていた。
中学で美術と出会い、高校は美術コースのある
旧・中延学園高等学校(美術コース)へ進学。
教員であり、アーティストの先生達、美術やデザインを学ぶ同級生たちに揉まれ美術の世界に浸かっていく。
卒業後は、様々なアルバイトをしながら一番興味のあったアクセサリーを作り、販売や個展などをする。
その活動の中で出会った友人と2007年表現者集団Fantasiaをつくる。
個展などでもやってきたアクセサリーと下着をコンセプトとした衣装を舞台上で沢山のダンサーやアーティスト達と表現していく。
2012年友人を亡くし ひとりでの表現活動も再開。
Fantasiaで出会った仲間たちに支えられながら表現をしている。
2022年PTSD治療をはじめる。
この頃から「絵」を描くように。
今まで無意識に表現に駆り立てられ、助けられてきたのが。
受けてきた虐待と深く関係していることを実感する。
虐待を肯定することは、しない
だけど、わたしの一部。
現在は、絵・冠(アクセサリー)・衣装・身体表現・インスタレーションなど様々な表現方法を用いて自身の表現を続ける。